小田急不動産では「この街を愛し、ここにしかない人生の景色を描く。」というミッションを2020年2月に策定して以来、小田急沿線に密着した企業として、さまざまな取り組みを実施しています。
その取り組みのひとつとして「まちまちストーリーズ」を制作しました。当社仲介営業部の社員が街を巡って取材を重ね、実際にある店舗や施設、街の景色を組み込みながら、フィクションの物語として1冊のブックにまとめています。2020年11月に第1巻を発刊以来ご好評をいただき、この度2023年10月に第4巻発刊の運びとなりました。
まちまちストーリーズとは
この街を愛し、ここにしかない人生の景色を描く。
旅に出かけるロマンスカーや通勤・通学に使ういつもの電車、そして車内から見える街
の風景。小田急線沿線は昔ながらの優しさや生活感が香る、親しみやすいエリアです。
元々、まちまちストーリーズのプロジェクトは「どうすれば小田急沿線の街を選び続けてもらえるか」「小田急の魅力はどういった部分にあるのか」といった、大きな問いがきっかけだったそうです。
そして、その中で辿りついたのは「小田急沿線が好き」という唯一無二の価値観。この街のプロとして、この街を愛し、誰よりも街に詳しいからこそできるプロジェクトが立ち上がりました。
まちまちストーリーズでは、沿線のさまざまなエリアを舞台にした「ここにしかない、愛おしい景色」をコンセプトに、フィクションの短編集を掲載しています。
架空の物語でありながら、制作にあたっては社員の方々が実際に街を巡り、取材を重ね、実際にある店舗や施設、街の景色を組み込んでまとめているそうです。
街のストーリーはどれもほのぼのと心温まるものばかり。街に住む方の姿が自然と思い浮かび、ちょっと幸せな気持ちになれるので、ぜひ読んでみてくださいね。
小田急線の全24駅を舞台にした物語
「まちまちストーリーズ」では2020年11月に第1巻を発行して以来、全24駅を舞台にした物語を描いています。
ここでは「まちまちストーリーズ」の舞台となっている駅について紹介いたします。
第1巻:町田~多様を包み込む唯一無二の街~
- 経堂
- 新百合ヶ丘
- 町田
- 藤沢
- 海老名
- 小田原
イラスト:町田
「この街が好き」という自分たちの想いをお伝えするために取材を重ねて完成した一冊目。あとは配布するのみとなった2020年春に新型コロナ流行により緊急事態宣言が発令され、自粛を余儀なくされました。
第1巻で描いたのは、コロナ以前の活気ある『街の日常』。
リアルとの乖離が発生したなかで刊行すべきか、数カ月間熟慮した末『読者が以前の街の風景を思い出せるように』という想いを込めて発刊する方針に変更し、2020年11月に第1巻を発刊しました。
「経堂」「新百合ヶ丘」「町田」「藤沢」「海老名」「小田原」の6つの街を舞台に、各章多彩な物語を描いています。
第2巻:下北沢~生きているエネルギーをくれる街~
- 参宮橋
- 下北沢
- 狛江
- 鶴川
- 相模大野
- 伊勢原
イラスト:相模大野
第2巻のコンセプトは『変わる途中の人と街を応援する』。
世界的な感染症流行による行動制限の波が街に押し寄せ、自然の流れの変化や新しい始まりを予感する途中のとき。
そんな人や街が変わる途中の愛おしさを込め「参宮橋」「下北沢」「狛江」「鶴川」「相模大野」「伊勢原」の6つの街を舞台に、各章多彩な物語を描いています。
第3巻:本厚木~いつまでも変わらずにいられる街~
- 代々木上原
- 向ヶ丘遊園
- 栗平
- 座間
- 大和
- 本厚木
イラスト:大和
第3巻のコンセプトは『はじまり』。
コロナで閉塞感が漂い、世界情勢にも緊張感が高まる中、「それでも、常に新しいことは始めることができる」、「たとえ小さくても、そのエネルギーを大事にしたい」そんな想いを込め「代々木上原」「向ヶ丘遊園」「栗平」「座間」「大和」「本厚木」の6つの街を舞台に、各章多彩な物語を描いています。
また、雑誌『暮しの手帖』の表紙絵や広告をはじめ、食や旅、暮らしを題材にした著述でも知られる画家の牧野伊三夫氏に挿絵を描いていただき、優しい印象のブックとなりました。
第4巻:中央林間~心の耳を澄ます街~
- 豪徳寺
- 成城学園前
- 百合ヶ丘
- 中央林間
- 湘南台
- 開成
イラスト:豪徳寺
第4巻のコンセプトは『つながりは無限』。
わたしたちが住むそれぞれの街には、面積や人口では計り知れない、愛おしい人生のストーリーがあふれています。
そんな街で、移り行く時代と共に新たな「人」と出会い、次の尊い「夢」を繋げていきたい。そんな想いを込め「豪徳寺」「成城学園前」「百合ヶ丘」「中央林間」「湘南台」「開成」の6つの街を舞台に、各章多彩な物語を描いています。
表紙は画家の草野碧氏に描いていただきました。
草野氏は、第35回太宰治賞を受賞された、阿佐元明氏『色彩』の装画担当としても広く知られています。
草野氏は叙情的な作風を得意とされており、お手に取っていただく方へ深い印象を与えるブックに仕上がりました。
第42回「2021日本BtoB広告賞」でW受賞
2021年6月2日(水)、一般社団法人日本BtoB広告協会が主催する第42回「2021日本BtoB広告賞」の表彰式が行われ、小田急不動産仲介営業部のミッション「この街を愛し、ここにしかない人生の景色を描く。」をコンセプトとしたポスターが、不動産業で初めて最優秀賞である経済産業大臣賞(ポスターの部)を受賞しました。
同時に、小田急沿線における「ここにしかない愛おしい人生の景色」をストーリー化したブック「まちまちストーリーズ」第1巻と2巻が、企業カタログ<会社案内、営業案内の部>で金賞を受賞しました。「まちまちストーリーズ」としては、W受賞となります。
まとめ
今回は小田急沿線の素敵なストーリーが詰まった、まちまちストーリーズを紹介しました。
特設サイトのほかに、小田急不動産の各店舗ではブックも無料配布中です。
(数に限りがありますので、予めご了承ください。)
ぜひ、みなさんもお近くの店舗でゲットしてみてはいかがでしょうか。
このサイトでは、小説を読む感覚で街の温かさを感じられます。
本件に関するお問い合わせ先
小田急不動産:https://odakyu-fudosan.co.jp/
お客様センター(総合受付窓口):0120-09-8656