海外へのお土産選びに迷ったら、日本の伝統文化が凝縮された盆栽(BONSAI)はいかがですか？ 

生きた芸術品とも呼ばれる盆栽は、その奥深い魅力で、受け取った方にきっと喜ばれるお土産になるはず。近年では、初心者でも育てやすいミニ盆栽や、お手入れ不要のクラフト盆栽も人気を集めています。

この記事では、盆栽がお土産におすすめな理由から、種類、購入場所、育て方まで、盆栽の魅力を余すことなくご紹介します。

日本のお土産に盆栽がおすすめな5つの理由

日本の伝統的な文化を体現した盆栽は、その独特な美しさから人気があります。ここでは、盆栽がお土産としておすすめな5つの理由をご紹介します。

「日本カルチャー」を体感できる

盆栽は、自然の風景を小さな鉢の中に表現する、日本独自の園芸です。その歴史は古く、平安時代にはすでに原型となるものが存在していました。

長い年月を経て受け継がれてきた技術と美意識が凝縮された盆栽は、まさに日本の文化そのもの。お土産として贈れば、受け取った方に日本の奥深さを体感していただけるでしょう。

インテリアとして魅力がある

盆栽は、ただの植物ではなく、インテリアをワンランクアップさせる価値も持っています。

小さな鉢植えから大きなものまで、多様なスタイルがあり、モダンなリビングにも和の雰囲気を加えることができるでしょう。特に「お手入れ不要なクラフト盆栽」は、忙しい現代人にとって最適です。

自然とのつながりを感じられる

都会に住む人にとって、自然との触れ合いは貴重なものです。盆栽は、そんな都会の一室にいても、緑を感じ、自然とのつながりを思い出させてくれます。

日々変化する盆栽の姿を観察し、水やりなどの世話をすることは、心を癒し、日々の生活に潤いを与えてくれるでしょう。

コンパクトで持ち運びしやすい

「盆栽」と聞いて、大きな鉢植えを想像する方もいるかもしれません。しかし、最近では持ち運びしやすいミニ盆栽も人気を集めています。

手のひらサイズのものや、可愛らしい鉢に入ったものなど、お土産にぴったりのサイズも豊富ですよ。

全く同じものは存在しない

盆栽は、同じ種類の木を使っても、剪定の仕方や鉢との組み合わせによって、全く異なる表情を見せてくれます。

世界に一つだけの、オリジナルの贈り物になるという点も、盆栽の魅力と言えるでしょう。

盆栽に使われる代表的な樹種

盆栽の魅力は、その多様な樹種にもあります。ここでは、代表的な樹種とその特徴をご紹介します。

松柏類：丈夫で盆栽初心者におすすめ

黒松や赤松、ヒノキや杉などの針葉樹は、盆栽の定番中の定番。丈夫で比較的育てやすいため、初心者の方にもおすすめです。

年間を通して緑の葉を楽しむことができ、風格のある姿は、まさに盆栽の王道と言えるでしょう。丈夫なため初心者でも扱いやすく、年間を通して緑が鮮やか。常に活気のある姿を楽しめるのも魅力の一つです。

雑木(葉物)類：季節の移り変わりを楽しめる

もみじや楓などの落葉樹は、新緑、紅葉と、四季折々の変化を楽しめるのが魅力です。繊細な枝ぶりや、美しい葉の色合いは、見る人を飽きさせません。

特に秋の紅葉は、自然が織りなす芸術作品と言えるでしょう。冬には葉を落とし、枝ぶりの美しさを感じることができます。

花物類：花を見て楽しむ種類

梅や桜などの花木は、その名の通り美しい花を楽しむことができる種類です。盆栽として小さく仕立てても、花が咲くと華やかで、春の訪れを感じさせてくれます。

開花時期が限られている分、その美しさは格別です。花の色や形の違いを間近で楽しめるため、鑑賞用として非常に人気があります。

実物類：果実を鑑賞できる種類

姫りんごやかりん等の樹木は、可愛らしい実を楽しむことができます。実がなるまでの過程を観察するのも面白く、実が熟すと、盆栽に豊かな彩りを添えてくれます。

柿やサンザシ、クコなど、実が色づく季節には一段と華やかになります。果実が成熟する春から秋にかけて、観賞の楽しみが広がりますよ。

草物類：盆栽の添え物としてもおすすめ

シダやイワヒバなどの草物は、盆栽の根元に植えて、風景に奥行きを出す「添え草」として使われてきました。最近では、草物類そのものを楽しむ人が増えています。

小さくても存在感があり、盆栽の世界観をより豊かに演出してくれます。単体で楽しめることはもちろん、松柏類や雑木類などと組み合わせて、地面を覆うように成長させることで、主役たる樹木を引き立ててくれますよ。

盆栽・ミニ盆栽はどこで買えるの？

盆栽やミニ盆栽を手に入れたいと思ったとき、どこで購入するのが良いのでしょうか。ここでは、盆栽が購入できる場所をご紹介します。

盆栽園・盆栽販売店：価格よりも質を重視したい方向け

専門家が丹精込めて育てた、高品質な盆栽を求めるなら、盆栽園や盆栽販売店がおすすめです。様々な樹種や樹形の盆栽を取り揃えているので、好みのものを選べるでしょう。

価格はやや高めですが、長く大切に育てたいという方におすすめ。また、知識豊富な店員に相談することで、手入れ方法や樹種選びについて的確なアドバイスも受けられます。

一般生花・園芸店：価格がリーズナブルで買いやすい

日比谷花壇などの花屋や園芸店では、比較的手頃な価格で盆栽を購入できます。盆栽専門店ほど種類は多くありませんが、敷居が高くなく、気軽に盆栽を見ることができることが魅力です。初めて盆栽を育てるという方でも問題ありません。

ホームセンター：気軽に来店しやすい

ホームセンターでも、盆栽やミニ盆栽が販売されていることがあります。日常の買い物のついでに立ち寄れる、気軽さが大きな魅力です。

園芸コーナーの一角に置いてあることが多く、手軽に購入できます。価格も比較的リーズナブルですが、種類や数は限られる場合が多いでしょう。

インターネット：ネット通販やオークション販売も普及

近年では、インターネットで盆栽を購入する人も増えています。ネット通販サイトでは、様々な種類の中から、写真を見ながら選ぶことができます。また、オークションサイトで、希少な品種や珍しい鉢植えの盆栽が出品されることもあります。

ただし、実物を確認できないため、信頼できる出品者から購入することが大切です。口コミや評価を参考に慎重に選ぶことがポイントですよ。

クラフト盆栽ならお手入れ不要！

生きた植物の盆栽は少々ハードルが高い…と感じたら、クラフト盆栽という選択肢もあります。

クラフト盆栽とは、紙や針金を使った盆栽アート

クラフト盆栽とは、紙や針金、粘土、レジンなどを使って盆栽を表現したアート作品のこと。本物の植物ではないので、水やりや剪定などの世話をする必要がありません。枯れてしまう心配がなく、気軽に盆栽の雰囲気を楽しむことができます。

クラフト盆栽の作り方は簡単！材料があればどこでも作れる

クラフト盆栽は、初心者でも比較的簡単に作ることができます。基本的な材料は、100円ショップなどでも手に入ります。作り方も、インターネットで検索すれば、動画や写真付きで解説しているサイトが多数あります。

クラフト盆栽と言っても、その見た目は盆栽そのもののリアルさです。世界に一つだけのオリジナル盆栽作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。

日比谷花壇ではクラフト盆栽が購入できる！

全国に店舗を構える「日比谷花壇」と「Hibiya_Kadan Style」では一部店舗でクラフト盆栽「松」を購入することができます。

自宅でより手軽に盆栽を楽しむことができるので、是非一度店舗に足を運んでみてはいかがでしょうか？

取り扱い店舗	日比谷花壇	西武池袋店 浅草松屋店 大宮そごう店 横浜そごう店 新宿小田急エース店 帝国ホテル店
	Hibiya_Kadan Style	サブナード店 アコルデ代々木上原店 ASTY静岡店 パルコヤ上野店

盆栽に関するよくある質問

盆栽を初めて育てるにあたって、疑問に思うこと、不安なことも多いはず。ここでは、よくある質問とその回答をご紹介します。

まとめ：日本のお土産は盆栽(BONSAI)で決まり！

盆栽(BONSAI)は、日本の伝統と自然を感じられる、お土産に最適な贈り物です。 生きた植物の盆栽はもちろん、お手入れ不要のクラフト盆栽も、世界に一つだけの贈り物として喜ばれるでしょう。

この記事を参考にして、お土産選びに迷ったら、ぜひ盆栽を選んでみてくださいね。