日比谷花壇、ランドフローラ、東京サニテイションの3社共同事業体で指定管理を受託している文京区立肥後細川庭園にて『区制80周年記念事業 肥後細川庭園 親子で池のかいぼり大作戦』が開催されました!
※「かいぼり」とは、ため池や沼などの水を抜き、底にたまった泥をさらい、魚を捕まえ、天日干しにする日本の伝統的な作業です。
異例の長雨が上がった10月3日(土)。近隣の20組の親子の参加者を迎えるために朝早くからミーティングが始まりました。文京区土木部みどり公園課、都市の生物多様性を保全するNPO birthさん、そして我々指定管理者の肥後細川庭園おもてなしプロジェクト(共同事業体)が、小池副施設長を中心に円陣を組み、本日の進行の最終確認です。

午前8時45分の受付開始時から続々と到着する近隣の参加者親子のみなさん。

胸まであるゴム長靴「胴長」に着替えて、西門広場に集合! 成澤廣修文京区長の挨拶で開会しました!

水を抜いた池の底には泥が溜まっています。泥の中で動くのは筋力を使うため、開始前には入念にストレッチを行います。

肥後細川庭園には大中小3つの池があり、今回は中池、小池を対象に、生物を捕獲するイベントです。実際に池に入る前にNPO birthのスタッフさんから泥の中での歩き方や水分補給など、注意事項をみんな真剣な表情で聞いています。

そしていよいよ池の中へ!

ひとりずつブルーのたらいとたも網を持って、池の魚や甲殻類を捕獲します。大物が上がると池の内外から大歓声が! みんな泥だらけ!

約90分間、途中で水分補給をしながら、大人も子どもも夢中です。膝まである泥の中を歩くのは思った以上に消耗するもの。大人たちはへとへとになって水から上がりましたが、子どもたちはまだまだ元気いっぱい。高圧洗浄機で胴長の泥を落とします。

捕獲した生物は分類されます。これはNPO birthのスタッフさんから捕獲された生物の説明を受けているところ。子供たちは興味深々です。

最後は洗った胴長を脱いで、きれいな服に着替えます。皆様お疲れ様でした!

松聲閣の集会室ではワークショップが同時開催されました。芍薬の間で消しゴムスタンプを童心に帰って押しまくる大学生の参加者たち。

今回のかいぼりでは、計1,321匹の生き物が捕獲されました。東京都の絶滅危惧種に指定されているクロダハゼ、在来種のギンブナやモツゴ、スジエビ。外来種ではアメリカザリガニがやはり多数いました。全体に在来種の割合が高く、23区内としては非常に良い環境という評価をいただきました。

お天気にも恵まれ、伝統ある日本庭園の生物多様性を護るという、派手さこそないですが、文京区らしい地に足の着いた有意義なイベントで区制80周年を彩ることができて、大変光栄です!
・文京区立肥後細川庭園 https://higo-hosokawa-bunkyo.jp/
細川家下屋敷の庭園の跡地をそのまま公園にした池泉回遊式庭園。目白台台地が神田川に落ち込む斜面地の起伏を活かし、変化に富んだ景観をつくり出しています。湧水を利用した流れは「鑓り水(やりみず)」の手法をとりいれて、岩場から芝生への細い流れとなり、その周辺に野草をあしらっています。池はこの庭園の中心に位置し、広がりのある景観をつくりだし、池をはさんで背後の台地を山に見立てています。その斜面地は深い木立となっていて、池に覆いかぶさるようにヤマモミジやハゼノキの一群が、秋には真っ赤に紅葉した姿を水面に映し出します。山に続く園路は深山の中の自然の尾根道のようです。所々に開けた空き地があり、ベンチが置かれています。
所在地:文京区目白台1-1-22 TEL:03-3941-2010(午前9時~午後8時まで)
庭園の開園時間
2月から10月まで : 午前9時から午後5時まで (入園は午後4時30分まで)
11月から1月まで : 午前9時から午後4時30分まで(入園は午後4時まで)
休園日:12月28日から翌1月4日
・NPO birth https://www.npo-birth.org/
・株式会社ランドフローラ https://landflora.co.jp/
・株式会社日比谷花壇 https://hibiya.co.jp/
・東京サニテイション株式会社 https://www.tokyo-sanitation.com/



